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◆ 2008年11月2日 主日感謝礼拝式

◎みことば
『アナニヤ。どうしてあなたはサタンに心を奪われ、聖霊を欺いて、地所の代金の一部を自分のために残しておいたのか。あなたは人を欺いたのではなく、神を欺いたのだ。』                                        使徒の働き5/3、4


◎説教要旨 [福本行宏牧師]
テーマ:『神を恐れなさい』
テキスト:使徒の働き5:1~11

Ⅰ、聖霊を欺いた罪。

アナニヤという名前の意味は、神は恵みを給う、サッピラとは、美しい、という意味である。
彼らは共に初代教会の一員であった。
初代教会が極めて順調に成長していた矢先、思わぬ出来事が起きた。
これは所謂(いわゆる)、想定外の出来事であった。一般社会のみならず、教会においても、思っても見なかった出来事に心痛むことが屡々ある。この夫婦の場合、土地を売った代金を誤魔化しただけで、どうしてこれほどまでに恐ろしい結果を招いたのであろうか、と思う。
この夫婦は何故、聖霊を欺くような罪を犯したのであろうか。何故、赦されなかったのか。
彼らに下された『たちまち、、倒れて息が絶えた』という結果から逆算して考えると、
相当重大な罪を犯したことに間違いはない。
この出来事は当時の教会、信徒たちに対する警告であるし、私たちに対する警告である。
アナニヤとサッピラの罪は、代金の一部しか持参しなかったことではなく、持参した一部の代金を恰(あたか)も代金の全部でもあるかのように、何食わぬ顔で当時の教会の指導者であった使徒たちに嘘を付いたことである。
聖書にはこの罪を『サタンに心を奪われ、聖霊を欺いた』と言っているが、この夫婦も最初から神を欺くことを計画していたのではないだろうが、何かのことで良からぬ思いがムクムクと発生、そこをサタンに漬け込まれたのではないだろうか。
お互いに十分気を付けて、発言行動を起こす前に、一呼吸、二呼吸、間を置いて、冷静になって事を起こすことにしよう。

Ⅱ、聖霊を欺いた結果。

ペテロが『あなたは人を欺いたのではなく、神を欺いたのだ』と言った直後にアナニヤはその場にぶっ倒れて息が絶えた。神を恐れる心が奪われて、肉の欲望をサタンに掴まれてしまったのである。
『罪の支払う報酬は死である』ローマ6/23
神の慈愛と共に神の峻厳を忘れてはならない。
続いて妻のサッピラも神に打たれて死に絶えた。
誤魔化し、傲慢、あらゆる肉の欲、汚れ、欺き、不信仰、不従順は即刻止めよう!捨て去ろう!

Ⅲ、神を恐れ、真の悔い改めをしよう。

アナニヤとサッピラは二人共謀して神を欺き、聖霊を欺いた。神を侮った二人に対する恐るべき神の裁きに対して『教会全体と、このことを聞いたすべての人たちとに、非常な恐れが生じた』
使徒の働き5/11

このすさまじい恐ろしい出来事によって、教会全体に悔い改めと信仰の目覚めが与えられた。
教会にとっては大きな痛みと犠牲が生じたが、心底から悔い改めたことによって、神のあわれみと赦しの中で、福音の前進が新しく展開されていったのである。

『しかし、あわれみ豊かな神は、私たちを愛してくださったその大きな愛のゆえに、罪過の中に死んでいたこの私たちをキリストとともに生かし、あなたがたが救われたのは、ただ、恵みによるのです。』エペソ2/4、5

順調に教勢、財勢が大きく伸びて来た初代教会も、予想外の厳しい試練に見舞われた。しかし、教会全体に聖霊の新しい息吹が充満して来た。
彼らの身に起こった痛ましい、悲しい出来事も、他人事で終わらせず、我が身に起きた事として捕らえ、痛みを共有して互いに分かち合い、互いに励まし合って今一度、祈りと愛に固く立ち、
かしらなるキリストに繋がるキリストの体としての自覚と同じ一つの体であることを認識して、
宣教のみわざに立ち上がったのである。

日本イエス・キリスト教団
西宮聖愛教会
 
牧師 福本行宏

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